スタッフコラム
楽トレ(EMS)とは?仕組みと期待できること|初めて楽トレを検討している方へ相談の目安を解説
楽トレ/EMS
楽トレ(EMS)の効果とは?仕組みと期待できること|初めて整骨院で受ける方へ相談の目安を解説
よこお整骨院 院長・柔道整復師監修
楽トレでよくある疑問、効果として期待されること、インナーマッスルに働きかける仕組み、家庭用EMSとの違い、受ける前に確認しておきたいこと、整骨院で行う評価内容、医療機関への相談を優先した方がよい場合を順番に解説します。
楽トレについてよくある疑問と確認したいポイント
同じ「楽トレを試してみたい」という方でも、運動が苦手で時間が取れない方、姿勢や体幹の安定に不安がある方、産後や加齢による体形変化が気になる方では、期待する内容や確認しておきたい点が異なります。まずは、何を目的に、どのくらいのペースで取り入れたいかを整理しましょう。

筋トレが苦手・忙しくて続けにくい
インナーマッスルは意識して動かしにくく、通常の運動だけでは鍛えにくい部位です。楽トレは横になった状態で受けられるため、運動習慣がない方や、忙しくてまとまった運動時間を取りにくい方の選択肢の一つとして利用されています。
姿勢や体幹の安定に不安がある
体幹まわりの筋肉が弱いと、姿勢を支える役割を他の筋肉が補おうとし、肩や腰など特定の部位に負担が集中しやすくなることがあります。日常のどの動作で不安定さを感じるかを確認しておくと、施術方針を考えるうえで参考になります。
産後や加齢による体形の変化が気になる
出産や加齢に伴い、体幹の筋力やバランスが変化することがあります。楽トレはこうした変化への対策の一つとして利用されることがありますが、単独で体形を大きく変えるものではなく、日常の活動量や食生活とあわせて考えることが大切です。
楽トレの効果として期待されること
楽トレの効果は、目的や体質によって感じ方が異なります。あくまで身体づくりを補助する施術であり、下記はすべて「必ずそうなる」という保証ではなく、効果として期待される内容の例としてご参考ください。

姿勢の変化を意識したい方
体幹を支える筋肉の働きにアプローチすることで、姿勢を保ちやすい身体づくりの一助として利用されています。
肩や腰の張り・こわばりをケアしたい方
体幹まわりの筋力不足が、肩や腰への負担につながっているケースでは、インナーマッスルへのアプローチを日々のケアの一つとして取り入れる方がいます。強い痛みやしびれがある場合は、楽トレの前にまず状態の評価を行います。
スポーツ時の身体づくりをしたい方
体幹が安定すると、動作中のバランスが取りやすくなり、特定の部位への負担の集中を避けやすくなるといわれています。ケガをしにくい身体づくりの一環として、競技を行う方にも利用されています。
骨盤底まわりの筋力が気になる方
骨盤底も体幹を構成するインナーマッスルの一部であり、その筋力の維持を意識してEMSを取り入れる方もいます。ただし、尿もれなどの症状は原因がさまざまで、施術で必ず改善するとは言い切れません。症状が続く場合や気になる場合は、婦人科・泌尿器科など専門医への相談もあわせてご検討ください。
体幹を引き締めたい方
インナーマッスルを鍛えることで、体幹まわりの引き締まった感覚を目指す方もいます。ただし、脂肪そのものを減らす施術ではないため、体形の変化を目指す場合は、食生活や有酸素運動などとあわせて取り組むことをおすすめします。
楽トレでインナーマッスルに働きかける仕組み

複合高周波EMSの特徴
楽トレは、低周波・中周波・高周波を組み合わせた複合高周波EMSと呼ばれる機器を用います。周波数の異なる電気を組み合わせることで、脂肪や筋肉の厚みに影響されにくく、比較的深い部位の筋肉にも刺激が届きやすいとされています。刺激の感じ方には個人差があり、施術中は筋肉が収縮する独特の違和感を伴うことがあります。
施術時間とスタイル
1回あたりの施術時間は20分前後を目安とすることが多く、仰向けなど楽な姿勢のまま受けられる点が特徴です。自分で身体を動かす運動と異なり、施術中は横になったまま機器からの刺激を受ける形になります。
不随意収縮という働き方
電気刺激によって筋肉を収縮させることを「不随意収縮」と呼びます。自分の意思で動かすトレーニングとは異なる仕組みで筋肉を働かせるため、短時間で多くの収縮回数を得やすい一方、これだけで理想の体形や筋力が完成するわけではなく、通常の運動や生活習慣を補う位置づけとして考えるのが現実的です。
継続と生活習慣とのバランス
筋肉への刺激は一度で完結するものではなく、継続することで実感につながりやすいとされています。あわせて、活動量や食事、睡眠といった生活習慣が整っていないと、期待した変化を感じにくいことがあります。施術の効果を考える際は、日常生活全体とのバランスも振り返ることが大切です。
家庭用EMSと整骨院で行う楽トレの違い
「EMS」という言葉は、家庭用のトレーニングギアから整骨院で使う施術用の機器まで幅広く使われており、同じもののように見えて出力や目的が異なります。購入や施術を検討する際の参考にしてください。

出力・周波数の違い
家庭用EMSは、安全性を考慮して出力が低めに設計されているものが多く、皮膚に近い部分の筋肉への刺激が中心になりやすい傾向があります。一方、整骨院で使用する楽トレのような施術用の複合高周波EMSは出力の幅が広く、低周波・中周波・高周波を組み合わせることで、より深部の筋肉まで刺激が届きやすいとされています。
調整と管理をする人がいるかどうか
家庭用EMSは自分で強さや使用時間を決めて使うのに対し、整骨院での施術は、問診で体調や既往歴を確認したうえで、施術者が身体の状態や反応を見ながら出力や部位を調整します。禁忌に該当しないかの確認や、施術中・施術後の体調変化への対応がある点も異なります。
期待できる範囲の違い
家庭用EMSは、日常的なケアとして手軽に取り入れやすい一方、出力の制約からインナーマッスルまでしっかり刺激することは難しいとされています。整骨院の楽トレは、より高い出力で深部の筋肉にアプローチできますが、それでも運動や生活習慣の代わりになるものではなく、身体づくりを補助する施術の一つという位置づけは共通しています。どちらも「受ければ確実に効果が出る」と保証するものではなく、体質や継続の仕方によって感じ方は異なります。
楽トレ|受ける前に知っておきたいこと

初回は問診と体調確認から
既往歴や体調、目的を確認したうえで施術を行います。持病がある方、通院中の方、体調に不安がある方は、事前に自己判断せず、施術者へ必ずお伝えください。
出力は反応を見ながら調整する
刺激の強さは一律ではなく、その日の体調や筋肉の状態を見ながら調整します。強い刺激ほど効果が高いとは限らず、必要以上に出力を上げると、施術後に筋肉痛のような症状が強く出ることがあります。
施術だけに頼らず生活習慣も見直す
楽トレは筋肉への刺激を補助するものであり、姿勢のクセや活動量、休息の取り方までは変えられません。日常でこまめに姿勢を変える、軽い運動を取り入れるなど、生活面の見直しとあわせて考えることをおすすめします。
体感には個人差がある
刺激の感じ方や、姿勢・動作への変化の実感には個人差があります。数回で大きな変化を期待するのではなく、継続する中で日常動作や体調がどう変わるかを確認していくことが大切です。
楽トレは整骨院と医療機関のどちらへ相談するか
姿勢の崩れや体幹の弱さが気になる、運動が苦手で身体づくりの選択肢を探している、といった場合は、整骨院で身体の状態を確認したうえで楽トレを検討する選択肢があります。一方、持病の治療中である、体調に不安がある、痛みやしびれなど医学的な評価が必要な症状がある場合は、まず医療機関を優先してください。迷う場合は状態を伺い、適切な相談先をご案内します。
楽トレを控えたほうがよい・医療機関へ相談してほしい場合
- 心臓ペースメーカーなど、体内に医療用電子機器を装着している
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある
- 悪性腫瘍の治療中、または既往がある
- 重い心疾患がある
- てんかんの既往がある
- 施術部位に傷、炎症、皮膚疾患、金属インプラントがある
- 発熱や強い倦怠感など、体調不良がある
- 血栓症など、血液の状態に関わる持病がある
これらに該当する場合、施術によって体調を崩すおそれがあるため、事前に医師へ相談し、施術者にも必ずお伝えください。判断に迷う場合は、無理に施術を受けず、まずご相談ください。
よこお整骨院での評価と施術方針

問診とカウンセリング
既往歴や体調、目的(姿勢の安定、運動が苦手な方の身体づくりなど)を確認し、楽トレの適応があるかを判断します。持病や通院中の治療がある場合は、遠慮なくお伝えください。
出力調整と反応確認を重ねる施術
初回は刺激への反応を確認しながら弱めの出力から始め、体調や筋肉の状態を見ながら調整します。楽トレのみで全ての目的が達成できるわけではなく、あくまで身体づくりを補助する施術の一つと位置づけています。
運動・生活習慣の見直しとの併用
姿勢や活動量、日常動作の負担についてもあわせて確認し、無理なく続けられる範囲で生活習慣の見直しをご提案します。施術頻度や内容は、体調や生活状況の変化に合わせて調整します。
医療機関との連携
問診や施術中の様子から医学的な評価が必要と判断した場合や、体調面で懸念がある場合は、施術を優先せず医療機関への受診をご案内します。当院で対応可能な範囲を超えると判断した場合も同様です。
よくある質問
まとめ

楽トレの効果は、複合高周波EMSを用いて、自力では鍛えにくいインナーマッスルに電気刺激で働きかけることによって期待されるものです。運動が苦手な方や忙しくて時間が取りにくい方の選択肢の一つとして利用されていますが、単独で体形や姿勢のすべてを変えるものではなく、日常の活動量や生活習慣とあわせて考えることが大切です。
持病がある方、妊娠中の方、体内に医療用電子機器を使用している方などは、事前の確認が欠かせません。少しでも不安がある場合は、自己判断せずご相談ください。
武蔵新城のよこお整骨院では、楽トレを取り入れる前に問診と体調確認を丁寧に行い、出力や施術内容を一人ひとりの状態に合わせて調整しています。日常生活での姿勢や活動量についてもあわせて確認し、無理のない範囲でのセルフケアもご提案しています。
「運動が苦手で身体づくりの方法を探している」「姿勢や体幹の安定が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
なお、体調に不安がある場合や、持病の治療中の方は、施術前に必ず医師にご相談のうえお越しください。
参考情報
監修:よこお整骨院 院長 横尾大悟|柔道整復師
※本記事は一般的な情報提供を目的とし、個別の診断や治療に代わるものではありません。

執筆者:
代表 柔道整復師 横尾 大悟
・治療家歴12年
・神奈川県柔道整復師会川崎支部所属
・日本電気治療協会所属
全てのお客様の痛みや悩みが1日でも早く解決するようサポートさせていただきます。
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